「誇りと情熱の甲州」に出会う(後編)

まだまだ知らないことばかりだけれど、日本ワインをもっと知りたい!と意欲満々のワタシ、ヴァインツリー編集部員・りょーこが、ワイナリーを訪ねて感じたあれこれをお伝えします。こんなことを聞いたら怒られるかも…なんて、ちょっとおっかなびっくりのレポートですが、同じように日本ワインをもっと知りたい! というみなさん、どうぞご一緒に。


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勝沼醸造で「誇りと情熱の甲州」に出会う(後編)

ワイン工場に、ぶどう農家さんとの関係を繋ぐ秘密

勝沼醸造さん前編はこちら

ここで案内役は、志村 聡さんから有賀 淳さんへとバトンタッチ。少し離れた場所にある、普段は公開されていない工場を特別に見せていただきました。

この勝沼醸造さんのワイン工場は、本当に迫力満点!

テイスティングのツアーで巡った本社とは雰囲気も大きさも異なり、工場内には巨大な醸造機械がたくさん並んでいます。

正直、ここがワイン工場であるとは信じられません。が、ちょうど収穫したぶどうを圧搾している最中で、強いぶどうの香りが充満していました。やっぱりホントにワイン工場なんだ!

勝沼醸造さんのワイン工場は本当にきれい。衛生管理の行き届いた環境の中で作業をされています。

ここで勝沼醸造さんが力を入れていることの一つとして、使用しているぶどうを運ぶ採集コンテナについてのお話がありました。

ぶどう農家さんにお渡しする採集コンテナには勝沼醸造さんのお名前が入っています。ぶどう収穫時契約農家さんにお渡しするものです。実はこのコンテナ専用の洗浄機を用意していて、使い終わったコンテナを一つ一つ丁寧に洗浄してから契約農家さんにお渡しするそう。

大変な手間がかかるでしょうに…有賀さん、どうしてそんな作業を?

聞けば、きちんと綺麗にしたコンテナをお渡しすると、ぶどう農家さんも収穫されたぶどうを丁寧に揃えて入れてくださるのだそう。こうすることで、ぶどうは傷つくことなく勝沼醸造さんに運ばれてきます。

勝沼醸造さんならではの良いワインを作る為に妥協は許さない姿勢と、一方で心遣い。それに応えるぶどう農家さん。「本当に良いものを作りたい」その強い一念で結ばれた信頼関係で成り立っていることなんだと感じました。


<ryokoポイント:まとめ>

誇りと情熱の勝沼醸造!

大自然に寄り添いながら丁寧に醸すワインは絶品です。


勝沼醸造

http://www.katsunuma-winery.com/

住所:山梨県甲州市勝沼町下岩崎371

電話:0553-44-0069

会社営業時間: 9:00~16:00

定休日:年末年始

見学:ワイナリーツアーあり(要予約・1500円〜)


【りょーこ プロフィール】

Vinetree株式会社 メディア・広報担当

1990年生まれ・千葉県出身。食べ物、お酒をこよなく愛する。最初は海外のデイリーワインから始まり、まもなく日本ワインのとりこに。家飲みでは飽き足らず飲み歩く日々。最初から最後までハッピーな気分で飲みきれるワイン、悲しいことがあった時に付き合ってくれるワインたちが大好きです!

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