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カクテルからの流れで味わうちょっとオツなワインの楽しみ方
フルーツカクテルが自慢だが、ビールやウイスキーなど一通りの酒が楽しめる。一見、オーセンティックバーのような趣きだが、近隣住民が夜な夜な集まって賑やかに楽しんでいる。つまるところ、あらゆる酒をカジュアルに楽しめる空間づくりを体現しているのが、「デュランバー」(東京・池尻大橋)の特徴だ。
この日、多彩な酒が立ち並ぶバックバーの中で目にとまったのは、山梨産の「ルミエールフレール」。ワインバルであればともかく、この手のBARのラインナップとしてはいささか珍しい気がするが――。
「僕の出身地が山梨なので、地元のお酒でいいものがあると、積極的に仕入れるようにしているんです。今日はたまたま『ルミエール』ですが、銘柄は特定していません。その年、その時期のいいものを選んでご用意しています」
そう語るのは、バーテンダーの松村僚さん。最近はワイン好きな客も増えているらしく、甲州種特有の軽やかな口あたりで、山梨産ワインの評判は上々だという。そこで、BARでワインを楽しむための作法を聞いてみた。
「基本的にはお好みで自由に味わっていただくのが一番ですが、強いていえばうちの場合は生フルーツカクテルが売りですから、最初に山梨産の葡萄をふんだんに使ったカクテルで喉を潤してから、ワインへ移行するのがオツかもしれません。そして余力があれば、最後にブランデーで締めていただくなど、“ぶどう尽くし”で楽しむのもいいですね」
そんなバーテンダーとの会話を楽しみながら、ゆるりとグラスを傾ける至高のひととき。きっと、普段とはまた違ったワインの魅力に出会えるに違いない。
VinetreeMAGAZINE編集部
デュランバー
TEL. 03-5980-8343
住所 東京都世田谷区池尻3-21-33 セリーヌ池尻大橋2F
営業時間 20:00~27:00
定休日 日祝
(※2018年11月の情報です)
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