Vinetree VIEW vol.23

日本ワインに関するワインをはじめ、ショップやレストラン&バー、イベント、ブックなどの最新情報を幅広く“Vinetree(ヴァインツリー)目線”でお届けします。23回目はちょっと拡大版!4/12〜14に開催された日本ワイン祭りの様子をレポートします。


第5回 日本ワイン祭りレポート

日本ワインで乾杯!! 2019年4月12日に日本ワイン祭りの1日目に参加してきました。

日本ワイン祭りは、日本ワイナリー協会が認知度向上を目的に実施しているイベントです。

ワインということで敷居の高いイメージを持たれてしまいがちなところですが、屋台でグラスワインを、キッチンカーでフードを提供することで日本ワイン「祭り」の名に相応しい「お祭り感」を演出し、非常に入り易い雰囲気作りが特徴です。

 去る2018年10月30日に日本ワインの表示義務について法律が制定されたこともあり、日本ワインへの認知度および注目度が高くなっている中での開催でした。オープニングセレモニーの中でも、そのことに触れられていました。

ワイン

今年は北海道から大分県まで14都道府県49ワイナリーの参加がありました。

今回、参加にあたって自分に課したテーマが「普段飲まないタイプのワインを選んでみよう」ということでした。放っておくと白ワインしか飲まないし日本ワインなら甲州を選びがちなので。今回、飲んだものの中で印象的だったものをピックアップします。


東根フルーツワイン 紅さやか

さくらんぼワイン。味の構造は小さく茎由来と思しき青さ渋さ、果肉の甘さ、最後に残る酸が印象的。オニオンソースの豚テキに合いそう。食前や食後に単品で飲んでも楽しいかも知れませんね。

安心院ワイン メルローイモリ谷

液体自体は重くなく果実味豊。樽の風味が伸びやかでシルキー。甘味、酸、渋みともにほのかで調和がとれている。鶏肉、豚肉のソテーなどに合いそうだと感じました。キッチンカーで売られていたタレカツと合わせてみたのですが、意外としっくりきました。

庄内たがわ農業協同組合 月山ワイン山ぶどう研究所 甲州シュールリー 2017

自分で課したテーマを忘れてるんじゃないだろうな?という選択で申し訳ないのですが、やっぱり飲ませてください甲州。フルーティで骨格のしっかりした味と、キレの良さが特徴的でした。塩味の京風たこ焼きと合わせて楽しみました。


まとめ

 平日の夕方で、しかも肌寒い中の屋外イベントだったというのに、テーブル席はすっかり埋まりキッチンカーではちょくちょく行列ができるほどの人出。大変賑やかで楽しいイベントでした。それだけ、日本ワインの注目度が上がっているということでしょう。ますます目の離せなくなった日本ワインのこれからに期待ですね。

VinetreeMAGAZINE編集部


第5回 日本ワイン祭り公式サイト

https://nihonwine-matsuri.jp/

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