まだまだ知らないことばかりだけれど、日本ワインをもっと知りたい!と意欲満々のワタシ、ヴァインツリー編集部員・りょーこが、ワイナリーを訪ねて感じたあれこれをお伝えします。こんなことを聞いたら怒られるかも…なんて、ちょっとおっかなびっくりのレポートですが、同じように日本ワインをもっと知りたい! というみなさん、どうぞご一緒に。
この日40℃近かった外気温に比べ、内部は19℃とヒンヤリ心地よい温度です。
やっぱりワインって空調設備が大変なんだなぁ…と思ったら、なんとこの涼しさは自然の地形をいかしたもの! 驚きました。
ワインを熟成させる樽には、それぞれの内容を記した番号や記号が刻印されており、ほのかな樹木の香りに心が落ち着きます。
さらに貯蔵庫の奥へ進むと、石造りの階段が。歴史ある日本家屋の地下とは思えない、中世のお城のような雰囲気です。階段を降りると、そこには…。
天井まで整然とワインボトルが並んでいました!
ここはワインセラー。本当にド迫力! こんなところまでご案内いただけるとは…まるで映画の世界に迷い込んだようで驚きの連続でした。
ワインセラーには、まとめ買いをされているお客様の名札が書かれているたくさんの区画も。まさにくらむぼんさんのワインが愛されている証。ほっこりとした気分になって地上へ。
デザインからも伝わる心
最後にご案内いただいたのは、ワインサロンとテイスティングルーム。ワインサロンには昔、使用されていた貴重な醸造器具やワインオープナーのコレクションなどが展示されています。
一方、テイスティングルームには大きな丸い木のテーブルに試飲可能なワインがずらり。くらむぼんさんのワインは、エチケット(ラベル)に強い個性を感じます。
カラフルな色使い、古風な和のデザイン、ポップで明るいイラスト……きっとワインの個性を表しているんだろうなぁと、ワクワクしてしまいました。
テイスティングした中でも特に私が気に入ったのは、ピンク色の「くらむぼんロゼ2017」(左端)。可愛らしくも上品で、弾けるような甘い香りに果実の甘みがしっかりと溶け込んでいます。
飲み終える直前、爽やかな後味が追いかけてきました。私は普段、あまり甘さの強いお酒は好みませんので、とても飲みやすく感じます。
一方、花のエチケットはシンプルですが、力強さを感じるイラスト。このシリーズのワインは宮沢賢治の小説「やまなし」に登場する生き物や植物のイラストが描かれているそうですよ。
テイスティングを通じて同じぶどうからできたワインが、成長する場所や醸造の方法でこんなに変わるものなんだ! 実際にワイナリーさんへお邪魔して、ぶどうの樹や貯蔵庫を見て体験することかできたからこそ、より美味しく感じました。
くらむぼんワイン
住所:山梨県甲州市勝沼町下岩崎835
電話:0553-44-0111
営業時間 09:00~17:00
ショップ:09:00~12:00、13:00~17:00(試飲は16:30で終了)
ワインテイスティング:500円(ワイン・果汁の購入で返金)
ショップ定休日:年末年始
見学:ワイナリーツアーあり(要予約・500円)
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