VinetreeVIEW vol.22

日本海のやさしさと鮮烈

新潟の海の「おいしい」とともにルサンクワイナリー シャルドネ 2015

「新潟ワインコースト」。それは、新潟市街地の南西部、車で30分ほどの日本海に広がる海岸地帯、海と砂に囲まれた場所に個性的なワイナリーが集まる、新しいワイン産地。海、砂という特異な土壌、そして日本海の風と気候から面白いワインが産み出されています。

この地最初のワイナリーはカーブドッチ。設立は1992年。それから23年後の2015年、阿部隆史さんが開いたのが「ルサンク」。サンクはフランス語で「5」。新潟ワインコーストで5番目に設立したワイナリーでした。

さて、シャルドネ。まず印象に残るのは、日本海の豊かな海の恵みを感じられる海の塩。その塩味はまろやかで、しかし鮮烈。香り、飲み口、余韻ともにこの塩味が、新潟の海側であることを心の底から思わせてくれます。そして続いて広がるのは鉄分豊富なりんご達。熟成感はあるのに、まだ若々しいしゃくしゃくの硬さを思わせる感触。ここにかすかに青みのあるレモン。新潟で言えば名物のサーモンを生と炙りで。薬味は不要。このワインがサーモンの甘みを引き出してくれるでしょう。日本海を意識すれば南蛮エビ。生でも天ぷらでも。これも余計な薬味は不要でしょう。白身魚、タラの汁ものもほっこりする組み合わせ。海のミネラルと甘さを持つ、そんな日本海の食材との相性が楽しめます。このシャルドネをうすはりのグラスに注いで、それらの食材とともに楽しむ。ワインですから少しおしゃれな感じもありますが、でも、おしゃれ過ぎないピュアさもこのワインの良いところです。

VinetreeMAGAZINE編集部


実際に編集部がルサンクワイナリーさんにお邪魔しました!


ルサンクワイナリー

https://lecinqwinery.com/

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