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世界遺産登録の地で“幻の鶏”と熊本ワインのマリアージュを楽しむ
地鶏のたぐち
昨年、潜伏キリシタン関連遺産の1つとして、崎津集落が世界文化遺産に登録された熊本県・天草地方。この地域には「天草大王」という“幻の地鶏”が存在するのをご存じだろうか。
天草大王は明治中期に天草地方で飼育生産された地鶏の大型品種で、弾力のあるジューシーな肉質が特徴。昭和初期に一度は絶滅してしまったが、熊本県農業研究センターが復元に着手。乏しい資料を元に、実に四半世紀近い年月をかけて2000年に甦った経緯がある。
その天草大王を専門に提供するのが、昨年オープンしたばかりの『地鶏のたぐち』だ。自家農場直送の天草大王はまさしく絶品で、これを国産ワインと合わせられるのだからたまらない。この日は熊本ワイン「肥後六花」、山梨甲州ワイン「いろ」などのハーフボトルが用意されていた。
今回セレクトしたのは「肥後六花」シリーズからマスカットベーリーA。ほどよい酸味と渋みが、天草大王の芳醇な肉汁と絶妙にマリアージュする。
なお、使用されている葡萄は、冷涼でありながら年間2000時間の日照量がある、県内の厳選された農場で栽培されたもの。そんな熊本ワインと天草大王の組み合わせは、まさに熊本の総力戦といった趣で最高の満足感をあたえてくれる。
VinetreeMAGAZINE編集部
地鶏のたぐち
https://www.facebook.com/227911361352680/
TEL. 0969-24-1110
住所 熊本県天草市諏訪町7-6
営業時間 17:00~23:00
定休日 日曜日
(※2019年5月時点の情報です)
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